- これから仮想通貨を始めたい
- ブロックチェーンについて知りたい
- 仮想通貨について勉強している
「どの仮想通貨が儲かるか?」を考え続けるのもいいですが、ブロックチェーンは仮想通貨の重要思想です。
「あれ技術じゃないの?」とツッコミを入れた方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
なので、仮想通貨に興味がある人もそうでない人も知っておいて損はないです。
この記事では仮想通貨初心者の人むけに「ブロックチェーンと何か」を解説していきます。
Contents
ブロックチェーンとは何か

ブロックチェーンは情報を管理保存する仕組みです。
ブロックの中に過去の取引情報が入っていてそれをチェーンでつなぐからブロックチェーンです。
ブロックチェーンのざっくりイメージ
ブロックチェーン(箱)にはこんな情報が記載されます。
下記のような情報が一定量箱に詰め込まれていて、それが並べられている状態です。
AさんからBさんに2ビットコインあげた。
DさんからEさんに3ビットコインあげた。
・・・・
↕️
FさんからGさんに3ビットコインあげた。
SさんからDさんに4ビットコインあげた。
ブロックの中身をさらに細かく見た図
ブロックの中身はこんな感じです。

ハッシュ値・・元になるデータから暗号学的ハッシュ関数と呼ばれる特殊な計算式により求められた固定帳のあたいです。
ナンス・・新しいブロックを生成するために利用される値。
取引データ・・上でご紹介している通りです。
みんなで管理する仕組みがある
「ビットコインは改ざんなどの不正がしづらいから安心」と聞いたことがある人はいますか?
これはブロックチェンは「みんなで管理する仕組みがある」からなんです。
上の紹介した取引情報が入った箱はビットコインに関わる人全てが見れます。なので仮にどこか改ざんされるようなことがあっても他の誰かが気づくわけです。
これに関連する次の特徴が非中央集権型です。
非中央集権型
これはつまり親分がいないってことです。
これまでは中央集権型のシステムでした。
例えば、昼ご飯を食べて支払いをするときにカードで4000円払ったとしたら、カード会社に4000円払ったいう情報が届き、飲食店には4000円入ったという情報が入ります。この情報をカード会社が確認し問題なければ決済という形になります。そしてその対価として手数料を払うわけです。
非中央集権型では上の例でいうカード会社のような特定の存在に頼らなくても決済ができてしまうわけです。
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分散型台帳技術
みなさんは銀行でのお金の動きを管理するために通帳を使いますよね。
先ほど仮想通貨では取引の情報をブロックに詰めるとお話ししました。このブロックを通帳だと思っていただくとわかりやすいです。
分散型台帳技術とはこの通帳をみんなで共有しましょうということです。

この通帳を共有しているみんなのことをノードと言います。
ノードとはネットワークの参加者のことで、ブロックチェーンではこのノードが取引を各自記録共有しています。これがブロックチェーンの信頼性を高くする要素になります。
✔️ポイント
ブロックチェーンのデータは信頼性が高い
このノードのおかげで誰かがデータにハッキングしてデータを改ざんしても他の人もデータを共有してるため改ざんに気づくことができます。
こんなことがなくなる
銀行にお金を預けていた場合はその銀行が倒産したり、システム障害が発生すると不具合がユーザーに不具合が生じます。しかし、非中央集権型のシステムであるブロックチェーンは特定の会社が運用しているわけではないのでそのような心配は不要です。
分散型のメリット
- システムがダウンしている時間がない⇨特定のサーバーなどで管理しているわけではないのでシステムがダウンすることがありません。
- 信頼性の向上⇨みんなで監視しているので独裁的な運用、改ざん、嘘データの入力を防ぐことができます。

- 低コストでの運用が可能⇨ユーザー同士が直接やり取りするので特定の業者を介する必要がないので手数料がかからない。
P2P
P2Pは簡単にいうと、インターネットを使ったデータ等の送信を「端末→サーバー→端末」とサーバーを間に入れることなく「端末→端末」と直接つないでしまう方法です。
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上記の図を見ていただくとお分かりになると思いますが、これまでの中央集権型のシステムでは特定のサーバーを間に入れていますが、非中央集権型のブロックチェーンのシステムでは間に何も入れずに端末同士がやり取りしています。
ブロックチーンが攻撃を受ける場合もある
ブロックチェーンはみんなで監視しているので改ざんなどの被害を受けづらいとお話ししましたが、実は攻撃を受ける可能性も0ではありません。
大多数のノードを支配することによりデータの改ざんをすることができるようになります。しかし、それには膨大な能力、計算力、資金が必要ですし、仮に改ざんしてもビットコインはどこかに価値が保証されているわけではなく信頼をもとに価値がついているので信頼を失い価値が下がってしまうので現実的ではありません。
ブロックチェーンの暗号技術
ブロックチェーンには「公開鍵暗号方式」と呼ばれる暗号化技術が使われています。
ビットコイン
ビットコインはこのブロックチェーンの仕組みをもとに作られた仮想通貨になります。
ブロックチェーンをもとに作られた仮想通貨はビットコインが最初で知名度、流通量ともに最大のものになります。
ブロックチェーンからビットコインが生まれた経緯
2008年にサトシ・ナカモトという謎の人物が技術者の集まるコミュニティーである論文を発表しました。
それが「管理者がいなくてもお金をやりとりできる仕組み」です。
これまで管理者によって管理されていた通貨をみんなで管理しようという思想。これに共感した技術者たちが開発を進めました。
そして2009年にその技術が出来上がるのです。
ブロックチェーンはこんなことにも使える
ブロックチェーンを利用した仕組みではたまたま仮想通貨が最初にできただけで他にも使い道があります。
例えば
- ブランド品
- 食品
の売り買いの時です。「産地偽装」、「コピー品」などの製品をつかまされてしまうのは
消費者がどのような経路で自分の手元まで回ってきているかわからない点にあります。
ここでブロックチェーンの技術を応用して管理している情報を残しておけば、今この商品がどのような経路で自分の前にあるのか果たして表示されている内容は本当かのチェックができるようになります。
まとめ
最後までお読みいただいてありがとうございました。
みなさんこんにちは陽気な天使ミカエルです。