どんな投資にもリスクはつきものです。当然仮想通貨であってもリスクは存在します。株やFXなどでもそうですがリスクを理解せずに適当に始めてしまうと最初はビギナーズラックで勝てるかもしれませんが、あるとき急に負け始めて最終的には借金してしまったなんてこともあります。
この記事ではこれから仮想通貨を始める初心者の人向けに「仮想通貨のリスクとデメリット」について解説していきます。
- これから仮想通貨を始めたい
- 事前にリスクを知っておきたい
- 仮想通貨について勉強している
- ニュースについていきたい
Contents
仮想通貨のリスクとデメリット

仮想通貨(主にビットコイン)のリスクとデメリットについてご紹介します。
何事もそうですが事前にリスクを知っておくことで回避することにもつながります。
また仮想通貨にはメリットも多いのでリスクを減らしていい付き合いができるようになりたいものです。
- 暴落する危険がある
- 取引所の仮想通貨のリスク
- 送金ミス
- ウォレットのパスワードを失くす
- 国や政府の規制
- 税金が高い
暴落する危険がある
仮想通貨も他の投資と同じで暴落するリスクは大いにあります。
仮想通貨で利益を得る方法はキャピタルゲインです。キャピタルゲインというのは安く買って高く売ることでその差額で利益を得るという方法です。
もちろんこの後に税金も支払います。
ビットコインを例に見てみましょう。
ビットコインの場合は暴騰と暴落が激しく2倍になる時もあれば半分になることもあります。
過去の歴史を見てもビットコインは暴落をした事があります。
- 2017年12月 1BTC約200万円
- 2018年3月 1BTC約95万円 Googleが暗号資産の広告掲載の禁止を発表
- 2019年12月 1BTC約80万円 中国政府が暗号資産取引を取り締まる規制をスタート
- 2020年3月 1BTC約52万円 WHOによる新型コロナウイルスについての発表
あまりビットコインに詳しくないとビットコインは200万を超えているとても高額な物というイメージを持ちがちです歴史を見ると結構下がっている時があります。
取引所の仮想通貨のリスク
取引所では暗号資産を持っている他のユーザーと取引をすることができます。
しかし、取引所に仮想通貨を預けたままにしておくと取引所がハッキングにあった場合や倒産した場合には仮想通貨を失うリスクがあることを理解しておいてください。
実際にハッキングを受けた事例もあります。
- コインチェックから仮想通貨が盗まれる
- ザイフから仮想通貨が盗まれる
- マウントゴックス事件
特に「マウントゴックス事件」はビットコイン史上最大の事件と言われています。
マウントゴックス事件
一般顧客からザウかったビットコインの99%が内部の不正操作で消失したという事件が起き、被害総額は当時のレートで500億円とされています。
一般顧客から預かっていたビットコインの99%が内部の不正操作で流出し
私たちは普段お金を銀行に預けているのでその感覚でいるのは危険です。
仮想通貨は専用のウォレットなどに移すようにしましょう。
資産を守るためにはこんな用語も覚えておいてください
マルチシグ
シグとは秘密鍵とも呼ばれる物です。この鍵が1つのものがシングルシグ。複数(通常3つ)あるのがマルチシグです。この場合は仮に1つがハッキングを受けても鍵のうち2つが揃わないとアクセスできないのでセキュリティーを高める事ができます。
ホットウォレット・コールドウォレット
仮想通貨を保管しておくウォレットには2種類あります。
①ホットウォレット・・インターネットに接続された状態のウォレット
②コールドウォレット・・インターネットに接続されていないウォレット
ハッキングはインターネット経由で行われるので②に入れておけば被害を防ぐことができます。
送金ミス
仮想通貨は新しい技術ですので今まで銀行だけ使っていた時はほぼ無縁であった送金ミスがというのが結構あったりします。
送金ミスが発生する理由は、アドレスの打ち間違いや送信先ウォレットを間違えて入力したことによるものです。
ウォレットの仮想通貨アドレスは英数字ランダムな組み合わせで構成されており、1文字でも間違えれば希望のアドレスには送金できません。
実際にかなりの額の仮想通貨がこのミスによって失われているそうです。
手入力では間違うので必ずコピー・ペーストで対応するようにしたいですよね。
ウォレットのパスワードを失くす
ウォレットは堅牢性を重視して作られているため、1度パスワードを失くしてしまうと取り戻すことはできません。
スマホを買い替えたときに秘密鍵を紛失し復元できなかったという人もいます。
管理には最新の注意を払って必ずバックアップをとっておくようにしましょう。
国や政府からの規制
これ以外にも中国で仮想通貨(暗号資産)の関連事業を全面禁止すると発表があったりと各国で仮想通貨の規制の法律も出てきています。
国が一気に仮想通貨の取引を規制してしまえばそれだけで価値が下がってしまうことも考えられます。
仮想通貨は国で管理できないという特徴も持っているので国としても何か手を打つ可能性は高いでしょう。
日本でも2017年4月1日、仮想通貨法(改正資金決済法)が施行されました。
これによってこうなりました ↓


つまり、取引所に求める要件が厳しくなった。
そして以下のような内容が必要になりました。
- 一定の財産的基礎
- コンプライアンスのための組織
- 監査法人による監査
など
税金が高い
仮想通貨は株などと比べて税金が高いです。株であれば売却益の20%ですみますが、仮想通貨の場合は最大で約55%税金で持っていかれてしまう事があります。
まとめ

最後までお読みいただいてありがとうございます。
仮想通貨がただ稼げそうという理由だけで始めるのは危険そうですね。
- 暴落する危険がある
- 取引所の仮想通貨のリスク
- 送金ミス
- ウォレットのパスワードを失くす
- 国や政府からの規制
- 税金が高い
みなさんこんにちはミカエルです。